2016年の活動報告
注:須磨FRSネットの定例会議出席等は、特に必要ある場合のみ記載する。
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11月12日(土)須磨FRSネット 須磨の自然を訪ねるウオーキング
代表・S世話人スタッフ参加
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10月28日(金)須磨海岸工事説明会@須磨漁友会会館
15時~S世話人参加
内容:千森川~埋立地までの須磨浦通4丁目~5丁目の海岸環境整備事業で、海底の遠浅化、陸域の階段状護岸・遊歩道の築造、緑地整備などについて。
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6月17日(金)須磨海岸工事説明会@須磨漁友会会館
16時~17時半、S世話人参加
その他の出席者=当局(みなと総局技術部計画課、同技術部海岸防災課、 建設局公園部緑地課、経済観光局農政部農水産課)、須磨浦通2~6丁目および八本松の各自治会、婦人会、まちづくり協議会
以下、S世話人のメモ:みなと総局技術部計画課係長の司会進行で、当局側担当職員の紹介後、海岸防災課長から前回説明会以降の経過、計画課係長から現在進行中の海域工事と9月以降の陸域工事の概要について20分ほど説明がありました。
海域工事は、まもなく砂投入作業を中断し、海水浴シーズン後に再開。陸域の新規工事も海水浴シーズン終了後に着手。千森川以東と同様に階段状護岸と遊歩道を一体的に東西方向に築造、以南に養浜砂を投入してなぎさを沖出しするとともに、北側もJR線沿いに敷設された管理用通路まで土砂を入れ「スポーツゾーン」として整備する由(要するに、砂浜より固めにグラウンド化することらしい)。また、管理用通路に沿うように緑道、緑地をつくり植栽を行う。さらに喫煙所、管理棟、照明灯、案内板、トイレ、商業施設、休憩広場、遊び広場、四阿(あずまや)、フットライトなども逐次、新設の予定。
この後、質疑応答に移り、参加者から、今後の海中砂投入工事、階段状護岸の設置位置、照明、トイレの位置、眺望と植栽の兼ね合い、管理棟の運用面(安全パトロールとの関連)などについて質問があり、担当職員が回答。
小生は、海中工事による環境変化に対する安全確認、養浜砂の投入と海浜植物への影響、さらに遊漁渡船業者がこれまで釣船客のマイカー駐車場用地として占用してきた砂浜の構造がどうなるのか、同使用のための占用許可申請に対し今後どう対応するのか、埋立地内に駐車場が移設される可能性があるのかなどを訊ね、当局見解を確認しました。とくに心配なのは、砂の投入を中断したまま、工事区域内への立ち入りを制限せずに、海水浴場として供用するという点です。今夏だけでなく、今後数年間、非常に心配です。かつて小西和人さんから海釣り大会のときに聞いた話ですが、今から33年前、兵庫県が加古川河口で人工海浜を造成し、供用開始直後に2名の子供が溺死するという事故が発生しました。今も遊泳禁止措置がとられ、構造的な改良、改善工事はなされていません。
表向きの原因は、人工海浜化工事で環境変化し、生態系が変わりアオサが大量に発生して足を取られたということになっていますが、砂を投入した直後の海底はゲル化してなかなか安定した固さにならない、という指摘もあり、真相は闇の中だということでした。この事例は、予測していない事象は予防できないこと、事故が起こってからでは遅いことを示しており、水難事故の誘因にならないよう管理・監視、遊泳客への告知などを徹底するよう当局に要望しました。
前回の説明会でも当局に訊ねましたが、当該工事はまさしく大阪湾岸道路建設計画の施工範囲内で行うものであり、暫定供用ではなく恒久施設の整備です。
単純に受け止めれば、当面、このエリアで大阪湾岸道路建設計画が事業化される見込みがないか、きわめて小さいという見通しのもとに計画し、予算獲得したと解釈してよいと思います。もちろん、いつだって掘り返して、ムダを承知で一大公共事業に着手、ということだってあり得るわけですが……
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5月20日(金)神戸新聞夕刊に海浜植物について掲載さる。電話取材はT世話人が受けた。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201605/0009102975.shtml
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5月14日(土)神戸まつり須磨区祭「須磨音楽の森」@神戸須磨離宮公園内中門広場近傍
10時半準備開始~16時撤収開始
須磨FRSネットの一員として出展(S世話人・T世話人(夫婦午前午後で交代) )
スタッフとして活動する傍ら、「すま・はまだより99号」から抜粋した、海浜植物9種によるビンゴ用紙を子供や親子連れ中心に配布
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5月8日(日)第23回須磨浦海浜植物観察会
10時JR須磨集合、正午頃まで海岸徒歩、一の谷川河口部のサンクチュアリーにて一応解散後、希望者は海釣り公園まで続歩。
一般参加:大人=約10名、子供=2名
神戸市職員:みなと総局(海岸防災担当)=1名、須磨区役所(まちづくり課、FRS担当)=1名
須磨浦通6丁目自治会:会長、会員=1名
すま・はまの会スタッフ:代表、S世話人(解説担当)、T世話人、会員=1名
海岸道路工事の影響は否めないが、それから離れた場所では全般に海浜植物が自生域を広げている感が強い。
特に、ハマボウフウ・コウボウムギ・コウボウシバがかなり元気、ハマヒルガオ・ハマダイコン・ハマエンドウも頑張っている。
ハマボッスを1箇所(JR護岸上)で確認
サンクチュアリーでは砂の堆積が著しく、北側以外のチェーンがかなり埋もれている。立入禁止の効果が薄れているが、植物はチェーン外にも大きく自生域を広げて心強い。
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2月16日(火)12時15分~13時@神戸市役所1号館玄関前
神戸空港開港10年抗議集会
内容 参加団体によるリレートーク、集会アピール採択など
当会から参加者はなかったが、集会に賛同する旨を事前表明
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2月13日(土)13時半~16時@神戸市須磨区「須磨パティオ」内パティオホール
須磨FRSネット主催 第7回「須磨FRS自然環境サミット」
FRSネット所属グループの活動報告として、すま・はまの会からS世話人が須磨浦海浜植物保護に就いてパワーポイントで報告。写真は下。