活動報告 2007年
8月10日(金) |
すま・はまだより第90号発行・配布 |
7月 8日(日) |
7月例会 |
6月10日(日) |
アマモ分布確認調査 |
6月 3日(日) |
6月例会(移動例会) |
5月27日(日) |
第12回「平和がええねん!地球市民まつり」に参加、環境ブースに出展 |
5月27日(日) |
第3回海浜植物観察ボランティアガイド 午前10時、JR須磨駅改札口集合、来訪者20名余、ガイド2名。
第14回「須磨の海浜植物」観察会報告
2007年の観察会は5月20日、三十余名の参加を得て実施(昨年より少し増えました。久々にNHK神戸放送局、神戸新聞の取材スタッフも同行)。早朝は曇っていましたが、集合時刻には日が射し、海辺をわたる風もさわやかで心地よく、絶好の観察会日和になりました。
まずJR須磨駅の南側階段下で、須磨浦の海浜植生の概要、海浜植物の特性などについての説明がありました(コウボウムギの地下茎のかたちや働きなど、地表からでは分かりにくい事柄を実物標本を示して解説)。
須磨浦通6丁目地先の埋立地北側に残された砂地(海岸法上は今も海浜)では、園芸種のナガミヒナゲシや街路樹のニワウルシ(シンジュ)が進出していることを指摘。また、ハマヒルガオに絡みついている黄色いそうめん状の植物はアメリカネナシカズラという寄生植物であり、これによく似たハマネナシカズラという海浜植物があるが、須磨では確認されていないこと、同様にコマツヨイグサとメマツヨイグサの比較など、似通った種の見分け方も紹介されました。
埋立地の西側護岸では、コンクリートの壁と壁の隙間にハマヒルガオが入り込んで繁茂し、花飾りで縁取った恰好になっていました。道端に生えたド根性ダイコンならぬ、ド根性ハマヒルガオ!?の生命力に参加者一同、感心し、感嘆の声を挙げていました。
一の谷川河口一帯の「海浜植物サンクチュアリ」では、最もなぎさ寄りにオカヒジキが生え、次いでコウボウシバ、コウボウムギ、ハマヒルガオ、ハマボウフウ、ハマゴウなど、その背後にハマダイコン、ハマエンドウ、ツルナなどが生育していること、それは海からの影響や人里からの影響を受ける程度に関係していること、さらに種子のかたちやしくみは海面を漂って遠いところまでたどりつけるように、浮力や防水性などの面で工夫されていることなどの説明がありました。
実は、観察会の開催準備をしているさなか(5月8日夕方)、柵内に中学生十数人が入り込んでロケット花火を使った「戦争ゲーム」に興じ始めたため、近隣住民が警察に通報し、退去を促すという「事件」が発生していました。後日、学校関係者にその旨を連絡し、海浜植物の特性や自生環境保全への理解を深め、市民の自然財産として温かく海浜植物群落を見守っていく気持をはぐくんで行けるよう特段の教育的配慮を求めたのですが、幸い、現地を柵外から観るかぎり、踏み荒らされた影響はごくわずかでしたし、何よりも当の学校関係者が観察会に参加されていたことを知って感激しました。“災い転じて福”となるよう願わずにいられません。 ことしは暖冬のせいか、海浜植物たちの花期は例年より少し早めでした。ハマダイコンやハマエンドウはすでに落花して実を結び始め、ハマヒルガオ、ツルナはほぼ満開、コウボウムギ、コウボウシバの果穂がふくらみ、ハマボウフウは白いカリフラワーのようなかたちの花を広げていました(散形花序)。一年草のオカヒジキも若芽を伸ばし、枝葉を広げ始めていました。ハマゴウは、一の谷川以東では相変わらず埋立地北側の1株しか確認できていませんが、海釣り公園手前の石積み海岸には2株あり、畳2枚分ほどに枝を広げていました。
昨年7月に実施した「兵庫の海浜植生」調査の際、石積み海岸の石と石との間でハマナタマメの若木が確認されていましたが、その後の台風による冠水か、砂に埋もれたかして消滅してしまったらしく、今回は確認できませんでした。
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5月20日(日) |
2007年度すま・はまの会総会 |
5月20日(日) |
第14回「須磨の海浜植物」観察会 |
5月13日(日) |
第2回海浜植物観察ボランティアガイド |
5月 6日(日) |
第1回海浜植物観察ボランティアガイド |
4月25日(水) |
すま・はまだより第89+1号(号外)発行・配布 |
4月 8日(日) |
4月例会&花見会 |
3月17日(土) |
瀬戸環連主催「海岸調査報告会」に参加・報告 |
2月25日(日) |
「神戸 川と海を考える会」主催のアマモ移植会に参加 |
1月21日(日) |
1・2月例会、新年会 |